究極の国宝 大鎧展

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開催趣旨

日本の甲冑には、さまざまな様式がありますが、これらは金工、漆工、染織など複数の分野にまたがる工芸作品の集合体で、日本人の工芸技術の高さ、そして美意識をあらわした総合芸術と捉えることができます。
その甲冑のなかでも、主に平安時代後期から南北朝時代にかけて作られた「大鎧」は最も格式が高いものです。春日大社には日本を代表する甲冑の国宝・赤糸威大鎧(梅鶯飾)と国宝・赤糸威大鎧(竹虎雀飾)があり、この二領の大鎧には金工技術の粋を極めた豪華絢爛な飾金物が施されています。

この展覧会では、日本の文化力の象徴である「大鎧」が製作されるようになる背景を探るとともに、その素晴らしさを広く内外の多くの方に発信したいと考えています。

※会期中、一部展示替えを行います。
※展示作品、会期等については諸事情により変更する場合があります。最新情報は、本サイトでご確認ください。